カフェ開業に必要な設備・モノを揃える

カフェ開業に必要な設備

カフェを開業するに当たって、様々な設備を準備する必要があります。

お店の規模によって必要な設備は大きく異なりますが、開業に最低限必要なものはテーブル、チェア、厨房で使う器具と設備、冷暖房、食器類、レジとパソコンです。

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細かなものも含めるとキリがありませんが、揃える前に一度リストを作り、ピックアップしてみましょう。

開業後に揃え忘れていると、場合によっては大きなロスが生じてしまいます。

目次

必要な物を揃えるのには年単位かかる

カフェという部分にこだわりを持たせるとなると、内装やレイアウトに多くのお金が掛かります。小さな飲食店でも開業には1000万円近くかかると言われており、カフェの内装に凝れば更に必要な額は増えていきます。

カフェを開いてお洒落な生活をと夢見ている方は、開業に向けて色々なものを準備しなければなりません。必要な物は多く、簡単に用意できないものもあるためカフェの準備に費やす期間は年単位かかる事もあります。

カフェは法律上飲食店に含まれるため、これの開業に必要な物をチェックしていけば良いのです。

カフェ開業に必要な設備

調理場

カフェ開業後の業務効率を左右するのが調理場で使う設備です。飲食店では、調理をするにあたって様々な設備が必要になります。

コンロやオーブン、食材を保管する冷蔵庫、場合によっては電子レンジやトースターなども揃えるようにしましょう。そしてフライパンや包丁、お鍋などの細かな調理器具も揃える必要があります。

冷蔵庫はお店の規模によって、家庭用か業務用のどちらにするか決めましょう。

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座席数が少ないなら家庭用でも問題ありません。

コンロは最低2口~3口は使用するため、選ぶ際には口数に注意する必要があります。

テーブルやソファ

テーブルやソファを揃える

ソファの座り心地がよく、適度な広さのテーブルがあるカフェと、そうでないカフェなら、一体どちらのほうが快適に過ごせるでしょうか。

テーブルやソファ(チェア)は、カフェの居心地を決める重要な備品です。

居心地の良い空間を提供したい場合や、お客さんがリラックスできるお店を目指しているなら、これらの備品に最もこだわるようにしましょう。

ただし、ソファやテーブルはカフェの快適度だけでなく、お店全体の雰囲気を決定付ける備品です。

そのため、座り心地や使い勝手を見るだけでなく、デザインも検討して決める必要があります。

その両方を満たしたものを探し出してみましょう。

材質にこだわろう

ソファの替わりにチェアを使う場合は、材質にもこだわる必要があります。

主な材質は樹脂(プラスチック)や金属、木材など様々ありますが、デザインはもちろん座り心地も変わりますので、お店の雰囲気に合うよう慎重に選びましょう。

樹脂や金属製のチェアはスタイリッシュに、木材のものはナチュラルな雰囲気作りに向いています。

テーブルもチェアと同様に様々な材質があります。

お店の雰囲気も大きく変わりますが、材質に加えて大きさにも注意しておきましょう。

大きすぎまたは小さすぎると、お店の快適さを損なってしまうおそれがあります。

適度な大きさのものを選ぶようにしましょう。

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スクエアテーブル、ラウンドテーブルなど様々な形状がありますが、これらもカフェのイメージを大きく左右します。

色はカフェ全体の雰囲気にも関わる

材質にもよりますが、テーブルやソファ・チェアは色にも気を配りましょう。

カフェ全体の雰囲気にも関わりますので、イメージとかけ離れた色をチョイスすることはNGと言えます。

また、色を多用すると落ち着きのない空間ができあがる場合も多く、心理的に圧迫感を覚えてしまう方もいます。

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例えば白が基調のお店に、赤・青・緑などを多様するなど、極端な色のチョイスは逆効果になります。

全体の色を統一するか、色数をなるべく少なくするなどの工夫が必要です。

意外と重要なカフェの室温管理

お店の居心地を決める設備が冷暖房とテーブル、チェアですが、特に重要なものが冷暖房です。場合によっては、すぐに客離れが起きてしまいます。

夏は暑く冬は寒いお店になってしまったら、決して居心地がよいとは言えませんし、そこで働く従業員のやる気も無くなります。

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店舗全体をカバーできるよう、業務用の冷暖房設備を揃えるようにしましょう。

または家庭用エアコンを2台設置するなど、店舗面積以上の冷暖房能力を確保することが大切です。

レジやパソコンも重要な設備になります。レジは会計をする際の効率を左右するほど重要ですし、パソコンも売上管理や仕入れ、勤怠管理など様々な用途に利用します。

ただし、どちらも性能にこだわる必要はありません。パソコンは安く購入できますが、レジは比較的高価です。

最低限の機能で良いなら中古の型落ち品を利用することも検討しましょう。

設備をどうやって集めるか

カフェ設備の集め方

カフェの開業で必要となる設備は様々ありますが、大きな問題になるのが集め方です。

どのような方法で設備を揃えるかによって、必要な費用も大きく変わってきます。

長期的に見るなら新品を購入するのが最も良いですが、初期投資で数百万円単位の資金が必要になってしまいます。

一つ一つの設備は数万円~数十万円ほどですが、トータルでは軽く100万円を超えるケースも珍しくありません。

ただ、数年間の保証期間が付いており、アフターフォローを受けられる場合もあります。購入後のサポート面が大きなメリットになります。

中古設備のメリット

新品にこだわらず、中古の設備を購入する方法もあります。

各種設備を販売している業者の中では、中古品を取り扱っていることがあるのです。

もちろん他の飲食店で使われていた設備で、かつ中古なので何年使えるか分からず、耐久性に少々不安が残ります。

しかし、新品と比較して数割安く購入できますので、初期費用を節約できるのがメリットです。

コンロやオーブンなどの厨房設備、冷暖房などは中古を利用する方も少なくありません。

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最初は中古品を購入し、お店の売り上げが増えてから新品にする方法もあります。

レンタルも検討する

ただ、新品と中古はどちらも一長一短です。

初期投資を最低限にまで抑えたいのなら、設備のレンタルも検討してみましょう。

レンタルは1ヶ月単位で設備を借りられる場合が多く、一つあたりのレンタル費用も安くなっています。

初期投資を最も抑えられる方法で、浮いたお金は運転資金用に取っておいたり、内装など他の用途に利用できるので、お店の設備の大半をレンタルすることも可能です。

しかしレンタルにもデメリットがあります。

まず短期的に見ればコストを大幅に抑えられますが、長期的に考えると高く付いてしまいます。

設備を購入する場合は、確定申告で減価償却を利用でき、税金面で有利になりますが、レンタルの場合はそれができません。

レンタルは利用期間を定め、少しずつ設備を買い揃えていく方法が良いのです。

設備をレンタルするメリット・デメリット

メリットデメリット
初期投資を大幅に抑えられる
減価償却など事務手続きが楽
新たにレンタルすることで常に最新の機器が使える
長期的にはコストが高くなる
税金面で不利

A型看板

店舗選びが終われば、カフェ開業に必要な道具を揃えましょう。

カップやお皿は当然ですが、最近のカフェの象徴とも言えるA型看板なども用意する必要があります。

ここに「本日のおすすめコーヒー」や「ランチメニュー」などを記載しておくことは、カフェの集客や売り上げを大きく左右するので、必ず設置しましょう。

他にもメニューブックや伝票入など必要な物は多くあります。

これら全てを実店舗を巡り調達することは時間とコストの浪費になりかねません。

飲食店向けに特化したネット通販を賢く利用しましょう。

カフェ開業に必要なモノ

資格

気になる資格関連の話ですが、カフェならば調理師免許は必ずしも必要とされません。

提供する料理をカフェで調理するとしても必要とされない、というのは意外な話に聞こえます。

カフェ開業に際して必ず必要とされる資格は、食品衛生責任者と防火管理者(※店舗の規模による)の二つです。

前者は調理師免許を取得していれば資格を満たせますが、無くてもカフェ従業員のうち誰か一人でも講習を受ける事で取得でき条件を満たせます。

後者は、カフェの規模によって必要とされない場合があるので開業するテナントの規模を確認しておきましょう。

ノウハウ

必要な物さえ用意すればカフェ開業はできますが、確実に利益を上げて店を維持していくためには別の要素も要求されます。

営業ノウハウと呼ばれるもので、ただ漫然とカフェを営業するだけでなく利益を考えなければなりません。

近頃はカフェ開業の人気があるのか、ノウハウを教えてくれる場所やものは多いです。

もちろんカフェで従業員として働くという修行スタイルも十分に効果的なものなので、選択肢の一つに挙げておきましょう。

成功しているカフェの経営方針やノウハウを、合法的に直接手に入れられる貴重な機会です。

資金

カフェ開業にあたって必要な物のうち、資格とノウハウを手に入れたらスタートラインが見えてきます。

あと必要な物と言えば、人によってはこれが最大の難敵かもしれませんが資金です。

開業資金はもちろん、カフェを開いて万が一客入りが悪くても当面は営業していけるだけの蓄えも欠かせません。

プラス自身の給料の保証となるものも必要となり、総額でかなりの金額がカフェ開業に際して求められます。

日本政策金融公庫と呼ばれる場所がカフェ開業のために必要な資金を融資してくれますが、自己資金の倍額程度が上限と言われています。

第一歩は、まずお金を貯めるところから始まるかもしれません。

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