カフェ運営にかかる費用とコスト削減方法

カフェ運営にかかる費用とコスト削減方法・会計管理について

カフェの経営を始めると様々なコストが発生します。

サシェ

カフェは売り上げが全てではなく、いかに利益を出すか考えることが重要なのです。

例え売り上げがアップしても、コストが上回ってしまうと当然赤字になります。

目次

コストを把握しておく

利益の計算方法ですが、売り上げから仕入れ原価を差し引いたものが粗利で、更に粗利から各種コストを引いた金額が最終的な利益です。

これがプラスとマイナスどちらかによって、黒字か赤字か決まります。開業前からしっかり意識しておきましょう。

仕入れ原価とコストは別物と考ることが大切です。

帳簿を付ける際も、基本的に原価は別として考えることになります。カフェで言う原価とは食材のことです。

メニューの料金を決める際は原価を元に決定します。例えば原価が600円、料金が1,000円の場合、一つ売れるごとに400円の粗利が確保できます。

開業後に発生するコストを意識しよう

ただし、料金を決める時には様々なコストを考慮しなければいけません。

カフェの開業時に発生するコストはほとんどありませんが、開業後は人件費や光熱費、広告宣伝費、そして雑費が発生します。

人件費・光熱費

人件費はアルバイトを雇う場合だけでなく、知人や友人にお店を手伝ってもらったときなど、一時的に人を雇った際も必要です。

光熱費は電気代やガス代、水道代が該当しますが、お店の営業時間や規模によって大きく変わります。最低でも毎月数万円は掛かるので注意しておきましょう。

人件費や光熱費はコストの中でも大きな割合を占めます。毎月のコストの半分以上がこの2つで占めることも少なくありませんが、節約しにくいのが欠点です。

広告宣伝費

その代わり、比較的抑えやすいコストは広告宣伝費と雑費になります。広告宣伝費は、カフェの広告を掲載したり、ラジオでCMを流した場合などに発生するコストです。

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開業前には大きな負担になりますが、経営が軌道に乗れば広告を掲載する機会も減り、自然と比率が低くなっていきます。

雑費

雑費はプリンタのインクや用紙代、ボールペンなどの文具代です。一つ一つは金額が小さくとも、全体では大きな割合になることがありますので注意しましょう。

カフェ運営にかかる2種類の費用

カフェを運営するための必要経費について考えてみましょう。

カフェの経営について素人のうちは、開業資金にばかり目が行きがちですが、実際にカフェを運営するための資金には、固定費と変動費の2種類の費用が発生します。

固定費

店舗の家賃やスタッフの人件費、レンタルしている機器があればレンタル料など、毎月同じ金額を支払うものが固定費です。

制服のクリーニング代やメンテナンス料もほぼ毎月同じ金額となることが多いので、固定費です。

変動費

一方変動費は、月ごとに支払額が変わるものです。

変動費の代表的なものは、コーヒー豆や紅茶、料理の材料費、水道光熱費です。

費用からみる安定したカフェ経営とは

経営費は売上げから項目ごとに振り分けて予算を立てます

まずカフェの家賃では、売上の約10%が家賃の目安とされ、地域にもよりますが3日分の売上額が家賃と同じだと、安定したカフェ経営が行われていると考えられます。

材料費は約30%が目安ですが、季節に応じて多少の変動があるので、少し余裕を持った予算を組んでおいたほうが安心です。

人件費は20%~30%の間が目安です。

これらの経費から、水道光熱費、雑費などを支払った残りが経営者が手にすることのできる利益です。

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これはほんの一例ですが、バランスの取れた経営費用を考える目安になると思いますので、ぜひ参考にしてください。

カフェ経営を成功させるための経費削減方法

カフェで利益を上げるためには、出費を減らすことも大切です。

利益は売上額から経費を差し引いた金額です。

ですから、利益を多く得るためには、いかに経費を削減するかが重要なのです。

あらゆる無駄を省く

経費削減でまず最初に行うことは、あらゆる無駄を省くことです。

カフェ経営には想像以上に無駄が多いものです。

その最たる物が廃棄ロスと呼ばれる売れ残りや、賞味期限切れの商品です。

商品の紛失や損傷、または盗難もロスに含まれ、これは商品管理が悪かったり無理な発注をしているのが原因なので、即刻改善しましょう。

廃棄ロスの削減が最重要

いかに廃棄ロスを少なくするかが経費削減に直結します。この問題を解決できない限り、カフェ経営での成功はおぼつかなくなります。

ロスを減らすために、もう一度経営計画を見直してみる必要があるかもしれません。

充分に練り上げたつもりの経営計画でも、実際にカフェを開業してみると予想とは異なる点が多いものです。その都度適切な修正を加えていきましょう。

廃棄ロスを少なくしても利益が上がらない場合は、材料費や人件費をチェックしてみましょう。

売上に対して出費が多すぎるなら、材料費を抑えたり、スタッフの人件費をカットするというような思い切った対策を取る必要も出てきます。

サシェ

カフェ経営を成功させるために、あらゆるアイデアを駆使して徹底的にコストダウンを行いましょう。

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